Raspberry Piはどのモデルがおすすめ?

2012年に発売されてから、ラズベリー・パイは年々バージョンアップされています。その多くは、現在でも購入可能となっています。それぞれ、どのような特徴があるのでしょうか。

現在、ラズベリー・パイにはいくつかの種類があります。発売時期により、性能や機能が異なりますが、今でもほぼ全ての機種が購入できるようになっています。そのため、用途によって使い分けることができます。それぞれ、どのような違いがあるのかを見ていきましょう。

Raspberry Pi 1 Model A+

現在購入可能なラズベリー・パイのうち、もっとも古いRaspberry Pi 1 Model Aのマイナーチェンジ版です。CPUは700MHzのシングルコア、メインメモリは256MBと性能面では見劣りしますが、その分消費電力が3.5W(5V/0.7A)と少なく、モバイルバッテリーで動作可能な扱いやすいモデルです。USB 2.0の外部ポートを1つ備えています。

発売日や価格など

2014年11月に発売されました。価格は20米ドルとなっています。

基本スペック

CPUはARMv6、ARM11、シングルコア700 MHz、メモリは256 MB搭載しています。

入出力ポート

USBは2.0ポートを1基、HDMI、3.5mmの音声出力、マイクロSDカードスロットを備えています。

消費電力とサイズ

消費電力は0.7A(3.5W)、基板サイズは65mm×56.5mm、重量は23gです。

Raspberry Pi1 Model B+

CPUはRaspberry Pi1 Model A+と同じですが、メインメモリが512MBに倍増されたモデルです。USB2.0ポートが4つに増え、USBハブをつながなくてもキーボードとマウスを同時に使えるようになっています。高機能化に伴い、消費電力が9.0W(5V/1.8A)とModel A+に比べて増加しています。

発売日や価格など

2014年7月に発売されました。価格は25米ドルです。

基本スペック

CPUはARMv6、ARM11、シングルコア700 MHz、メモリは512 MBに増えています。

入出力ポート

USBは2.0ポートを4基、HDMI、3.5mmの音声出力、マイクロSDカードスロット、100Mbpsのイーサネットコネクタを備えています。

消費電力とサイズ

消費電力は1.8A(9.0W)、基板サイズは85.6mm×56.5mm、重量は45gです。

Raspberry Pi2 Model B

900MHzのクアッドコアCPUに、1GBメモリと、Raspberry Pi1 Model B+と比べて大幅に性能がアップしています。電子工作はもちろん、オフィスアプリでちょっとした文章入力をするなどの用途にも申し分のないモデルです。消費電力は9.0W(5V/1.8A)と、Raspberry Pi1 Model B+と同等です。

発売日や価格など

2015年2月に発売されました。価格は35米ドルです。

基本スペック

CPUはARMv7、ARM Contrex-A、クアッドコア900 MHzにアップグレードされ、メモリは1GBに増えています。

入出力ポート

USBは2.0ポートを4基、HDMI、3.5mmの音声出力、マイクロSDカードスロット、100Mbpsのイーサネットコネクタを備えています。

消費電力とサイズ

消費電力は1.8A(9.0W)、基板サイズは85.6mm×56.5mm、重量は45gです。性能はアップしながら、消費電力、サイズともに、Pi 1 Model B+と同レベルになっています。

Raspberry Pi3 Model B

1.2GHzのクアッドコアCPU、1GBのメモリなど、Raspberry Pi2 Model Bからさらに性能がアップしたモデルです。11b/g/nのWi-FiとBluettoth 4.1/LEの無線機能が使えるようになっています。その分消費電力も上昇し、12.5W(5V/2.5A)の電力を必要とします。

発売日や価格など

2016年2月に発売されました。価格は35米ドルです。

基本スペック

CPUはARMv8、ARM Contrex-A、クアッドコア1.2GHzにアップグレードされ、メモリは1GBとなっています。

入出力ポート

USBは2.0ポートを4基、HDMI、3.5mmの音声出力、マイクロSDカードスロット、100Mbpsのイーサネットコネクタを備えています。

消費電力とサイズ

消費電力は2.5A(12.5W)、基板サイズは85.6mm×56.5mm、重量は45gです。性能アップの分、消費電力が増大しています。

Raspberry Pi3 Model B+

2018年8月現在でもっとも最新のモデルです。Raspberry Pi3 Model Bの機能を継承しながら、CPUの周波数は1.4GHzにアップ。11b/g/nに加えて11acのWi-Fiに対応。消費電力は12.5W(5V/2.5A)となっています。

発売日や価格など

2018年3月に発売されました。価格は35米ドルです。

基本スペック

CPUはARMv8、ARM Contrex-A、クアッドコア1.4GHzにアップグレードされ、メモリは1GBとなっています。

入出力ポート

USBは2.0ポートを4基、HDMI、3.5mmの音声出力、マイクロSDカードスロット、100Mbpsのイーサネットコネクタを備えています。

消費電力とサイズ

消費電力は2.5A(12.5W)、基板サイズは85.6mm×56.5mm、重量は45gです。

Raspberry Pi Zero

従来のモデルからサイズを大幅に縮小したモデル。価格が抑えられ、購入しやすくなっている代わりに、CPUやメモリなど性能面も低めに設定されています。消費電力が6W(5V/1.2A)と、現在購入できるRaspberry Piシリーズの中ではもっとも低くなっているのも特徴のひとつです。

発売日や価格など

2015年11月に発売されました。価格は、なんと5米ドルです。日本国内では2000円前後で販売されています。

基本スペック

CPUはARMv6、ARM11、シングルコア1GHz、メモリは512MBとなっています。Pi2と同等と考えていいでしょう。

入出力ポート

USBは2.0のマイクロUSBポートを1基、HDMI、マイクロSDカードスロットを備えています。

消費電力とサイズ

消費電力は1.2A(6W)、基板サイズは65mm×30mm、重量は9gです。

Raspberry Pi Zero W

Raspberry Pi Zeroに無線接続機能を加えたモデルです。CPUやメモリ、消費電力などはRaspberry Pi Zeroと同じですが、11b/g/nのWi-Fi機能とBluetooth 4.1/LEを備えています。Raspberry Pi Zero WにはGPIOのピンヘッダがありませんが、ピンヘッダを備えたRaspberry Pi Zero WHというモデルもあります。

 

発売日や価格など

2015年11月に発売されました。価格は10米ドルです。日本国内では2200円前後で販売されています。

基本スペック

CPUはARMv6、ARM11、シングルコア1GHz、メモリは512MBとなっています。こちらもPi2と同等と考えていいでしょう。

入出力ポート

USBは2.0のマイクロUSBポートを1基、HDMI、マイクロSDカードスロットを備えています。

消費電力とサイズ

消費電力は1.2A(6W)、基板サイズは65mm×30mm、重量は9gです。

おすすめの機種

2018年現在、ラズベリー・パイの購入に悩むなら、Raspberry Pi 3 Model B+をおすすめします。最新機種なので性能面で余裕があり、USBポートが多くて有線LANの接続もできるので、手軽に使うことができます。

次におすすめなが、Raspberry Pi Zero Wです。こちらには、GPIOピンヘッダーがあらかじめ付いているRaspberry Pi Zero WHという製品があります。いずれも、中身は同じものなので、電子工作をしたいならZero WHを。OSを触りたいだけなら、Zero Wを選べば良いでしょう。Zero Wを購入しても、あとから自分でピンヘッダを取り付けることもできます。

 

この投稿へのコメント

コメントはありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL