【NVIDIA】Jetson Nanoにマインクラフト統合版をインストールする【Flatpak】

 Jetson Nanoってご存じでしょうか? NVIDIAによる、てのひらサイズの小型コンピュータです。128コアのGPUを搭載していて、AI開発などの用途に利用されています。Jetson NanoはAmazonなどで気軽に購入できるうえ、GPU搭載にしては低価格となっています。そのため、昨年あたりから密かに注目を集めていました。Ubuntuをインストールできることから、AI以外にもゲームなどのさまざまな用途で利用できそうです。それでは、さっそくマイクラ(Minecraft)をインストールしてみましょう!

 —-この記事を試すには、Google PlayストアにてAndroid版のMinecraftを購入している必要があります。—-

 

Flatpakをインストールする

 Flatpakとは、ウェブ上にあるさまざまなプログラムを、OSやCPUの違いに関係なく、手軽にインストールできるようにするパッケージシステムのこと。これまでLinuxでは、アプリをインストールするためにコマンドをいくつも入力したり、依存する他のアプリを探したりといった手間が必要でした。Flatpakはそうした手間を省き、スマホのストアアプリのようにコマンドを入力することなく、少ない手間で目的のアプリを導入できるようになっています。

 初回のみ、Flatpakをインストールする際にはどうしてもコマンド入力が必要となります。下記の方法でインストールしていきましょう。

Terminalの起動

 まずはTerminalを起動します。UbuntuをインストールしたJetson nanoの場合は、左上のメニューをクリックして「terminal」と入力することで、Terminalアプリが見つかります。これをダブルクリックして起動します。

インストールコマンドの入力

 Terminalを起動できたら、下記のコマンドを入力します。

$ sudo add-apt-repository -y ppa:alexlarsson/flatpak

 行頭の「$」は入力する必要はありません。「$」が行頭に付いているときは、それ以降の文字列をユーザー権限で実行するという意味だと考えておけば間違いないです。ちなみに、これが「#」だったりすることもあります。「#」のときは管理者権限(root権限)で実行する意味だと覚えておいてください。
 実行すると、こんな感じになるはず。

 こんな感じになったら、続けて下記のコマンドを入力します。入力後「Enter」キーを押して実行しましょう。

$ sudo apt install -y flatpak

 ずらずらと文字が表示されましたね。今はとくに意味を考えなくても大丈夫です。こんな処理をしているよ、ということが書かれています。

 さあ、あと少しです。このコマンドを入力して実行しましょう。

$ sudo apt install -y gnome-software-plugin-flatpak

 ふたたびずらずらと文字が表示されました。これでFlatpakのインストールは完了です。

リポジトリの登録

 Flatpakのインストールが完了したら、リポジトリを登録しておきます。リポジトリとは、インストール可能なパッケージ(アプリやライブラリ群のこと)やバージョン、ダウンロード元などの情報やアプリそのものが格納されている場所のことです。ひとまず、下記のコマンドを入力しましょう。

$ flatpak remote-add --if-not-exists flathub https://flathub.org/repo/flathub.flatpakrepo

 そのまま次のプロンプトが表示されれば完了です。プロンプトとは、次のコマンドが入力出来る状態を示す記号のこと。ここでは「$」が画面の最下行に表示されていれば、先ほどのコマンドの処理が終了した、ということになります。

 ここまできたら再起動しましょう。以上でFlatpakのインストール関連作業は終わりです。次からマイクラのインストールをしていきます。

マイクラをインストールする

 再起動後、WebブラウザのChrominumを起動して、「Flathub(下記リンク)」のページを開きます。

Flathub
Flathub—An app store and build service for Linux

FlathubからMinecraft Bedrock Launcherをダウンロード

 ここから「Minecraft Bedrock Launcher」のページを検索して下の画面を開き、「INSTALL」をクリックしていきます。

上記画面で「INSTALL」をクリック。
すると、インストール用のデータがダウンロードされます。左下のメニューから「Open」をクリック。
この画面が開いたら「Launch」をクリック。

Googleにサインインしてアプリ本体をDL

 ここからは、Google Playストアと紐付いたGoogleアカウントが必要となります。サインインするアカウントで、Minecraftが購入済みになっている必要があります。

「Sign in with Google」をクリック。
GoogleアカウントのEmailやパスワードを入力してサインインする。
サインインが完了するとこの画面に。中央にダイアログが表示されるので「Agree」をクリック。
「DOWNLOAD AND PLAY」をクリック。

 以上の手順でマイクラのダウンロードが始まり、インストールが行われます。そのまま待っていると、自動的にアプリが起動します。

なにやら見慣れた起動画面が!
無事にマイクラが開いた!

実際のプレイ感は?

 実際にマイクラを遊んでみると、ラズベリーパイよりもややフレームレートが低い感じです。とくにワールド生成直後は非常に重く、視界に大量のブロックがあると、とても重く感じます。常用には向かないでしょう。AIを使って操作したりといった実験には、使えるかもしれません。

ジャングルなどブロック数が多い場所では、非常に重くて遊ぶのは一苦労。

 以上、Jetson Nanoにマイクラをインストールしてみました。いかがでしたでしょうか? もともとJetson Nano用のUbuntuはゲーム向けにつくられていないのか、入力の遅延も少し感じます。やはり、マイクラを遊ぶにはゲーム機やWindowsノートのほうが適している感じです。一時は品薄だったNintendo Switchも比較的手に入りやすくなっていますし、マイクラを遊ぶのにできるだけ安く抑えたいなら、現時点ではNintendo Switch Liteがおすすめです。

↓筆者が普段マイクラを遊ぶのに使っているSwitch Liteのグレーモデル

 その他のモデルはこちら。

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