SynologyでPython! pipが使えるようにする
超高機能NAS「Synology」でPythonを使おうというお話。
国内で販売されているNASに「Synology」ってのがあります。ネットワーク共有ストレージなんですが、ウェブサーバーやメディアサーバー、ときにはマイクラのサーバーが動いちゃったりする、めちゃくちゃ便利な装置なんです。
上は、わが家で働いているSynology。
中身はLinuxが動いていて、SSHなんかも使えるのでローカルネットワークでPythonを使いたくなっちゃいますよね。
Synologyには、パッケージセンターという便利な機能があって、あとからJavaやPHPなんかをインストールできるようになってます。もちろん、みんな大好きPythonもインストールできるようになってますが、デベロッパー向けのパッケージをインストールしても、pipは使えない……。
パッケージセンターからインストールできるPython。
pipとは、Pip Installs Pythonの略で、いろいろなソフトウェアパッケージをインストールできるツールです。
CentOSなどのLinuxなんかでは、apt-getコマンドなどでサクッとインストールできるんですが、Synologyではそのまんまでは使うことができません。
ということで、SSH経由でインストールしてみました。
(以下、DSM 6.2.1にて行ってます。それ以外のバージョンでうまく動かなかったらごめんなさい!)
$ sudo curl -k https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py | sudo python3
上記のコマンドを入力すると、ずらずらとメッセージが表示されます。下記のようになればオーケー。
メッセージの最後のほうに、PATHが通ってないよとあるので、通しておきます。
$ export PATH="$PATH:/volume1/@appstore/py3k/usr/local/bin"
これでオーケー。念のため、コマンドが使えるか確認。
$ pip -V
行けた!
これで、モジュールを追加するのがラクになります。もともとSynologyではApacheが使えるようになっているので、「mod_wsgi」を追加してPythonを使ったウェブサービスを作ることもできそうですね。
以上!
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